Su-22m4 フレア編
Fig.1
Fig.2
Fig.3
Fig.4
Fig.5
Fig.6
Fig.9
Fig.7
Fig.8
機体から放出されるフレアの製作を解説します。
そもそもフレアとは機体に迫る赤外線追尾式のミサイル
(サイドワインダーなど)のセンサーを攪乱し、追跡をそら
す目的のもので、具体的には強力な赤外線を発する照
明弾のようなものです。 Su-22の場合、胴体に追加
された4基のディスペンサーから放出され、白色のスモー
クを後方に曳くのが視覚的な特徴です。
まず、材料としてFig.1に示す標準ピンジャックを用意し
ました。 それに直径3ミリのアクリル棒を適当な長さに
切って片方をマイナスドライバーのように削ります。(Fig.2)
前述のピンを分解し、アクリル棒をFig.3のようにペンチな
どで締めて固定します。
次に光源用にミニマグライトの替え球を用意し、結線用
の細いエナメル線も入手します。 今回はFig.4に示すよ
うに模型用のモーターを分解し、コアからこのエナメル線
を手に入れました。 これを電球のリード線にハンダ付け
します。(Fig.5)
Fig.3のアクリルの先端部分にリード線を挟むように電球
を固定し、接着します。(Fig.6)
Fig.7のように電球部分をプラリペアでコーティングします。
これは電球点灯時の熱対策で、この部分もロウで覆うと
溶けてしまうからです。 また、実際はプラリペアの溶剤が
蒸発して使えなかったので、残りのパウダーをエポキシ接
着剤に混ぜて代用しています。
ロウを溶かし、筆でアクリル棒に塗り重ね、スモークらしく
形を整えればフレアは完成です。(Fig.8)
最後にベースのジャックに差し込めばセット完了です
(Fig.9)