11.模型と仕事

仕事柄いろんなことをしているのですが、仕事で模型を作った例を紹介します。
下の2枚はとある地域交流センター内のジオラマです。 サイズは約2x2mで、地図をもとにその町の
地形を再現したものです。 丘陵地帯はスチロールボードを積層し、その上にパテを塗り、フォーリッジ
(緑色のスポンジ)を敷き詰めています。

 

 左の写真は鉱山跡を利用したテーマパークのために
 作ったジオラマで、サイズは約1.5mx4.5mです。
 その鉱山が最盛期だった大正から昭和初期の町並
 みを再現したもので、現在の地図を元に地形を作り、
 現存する写真を分析して作り上げました。  現在は
 廃墟になって久しく、住宅地や学校跡はすべて杉林
 に覆われています。 現在の風景と比較するのが
 おもしろいジオラマです。
 ちなみにこの写真は搬入前の状況で、搬入後にさら
 に仕上げのディティールアップをしています。



 

上の2枚は公共の研究機関に納入した遠心分離装置の1/3スケールの模型で、土台のサイズが約80cm
x60cmです。透明な部分にあるドラムは減速モーターで実際に回転し、その上から伸びる4本のチューブ
は光が流れるようになっています。実物の取材と図面で正確にできており、これが実物だと勘違いする
方もいるとか。そのため「1/3縮小模型」と表記したシールを貼っています。

このように仕事で模型を作れれば本領発揮で楽しいのですが、残念ながらそんな仕事はなかなか無いもの
です。

              
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