６．ミラージュ�V好き

　私の好きな機種の一つにミラージュ�Vシリーズが
　あります。　この機種は1960年代末の中東戦争で
　一躍有名になりました。　そこに便乗したのが、
　当時まだ黎明期だったプラモデル業界だったのです。
　そのためエアフィックスやマッチボックス、レベル、
　国産のフジミといったメーカー製品は軒並み古い製
　品なのです。　
　２１世紀の現在、ミラージュ�Vシリーズを使用して
　いる国は中南米と中東諸国に限られ、今後ハセガワ
　やタミヤといったメーカーが新製品で製品化する
　のは多大なリスクがあると言えるでしょう。



　しかし、私はミラージュ�Vが好きです。　塗装や
　バリエーションを変えてたくさんコレクションしたい
　と願っていました。　そして自分のためのガレージ
　キットを作ってしまったのです。（ほとんどオタク
　だな。）
　原型は旧フロッグの製品(ポーランド製)をベースに
　改造とディティールアップを施し、�VＥ仕様にしま
　した。　普通に作品を作る場合と異なり、部品同士
　のすりあわせを調整したり、垂直尾翼がセットされる
　ミゾを作るために胴体を大手術したりと非常にスト
　レスの溜まる作業でした。



　本体部分のゴム型は弁当箱くらいのサイズがあり、
　シリコンゴム１kg缶でも足りませんでした。このサイズ
　だと、型のゆがみでレジンが漏れる可能性があるので
　アクリルで補強冶具を作りました。
　生産は離型剤を使用しなかったため、５セットでゴム型
　破損が原因で終了しました。　それでもミラージュ�V
　をコレクションするには充分だったのでそれ以降再生産
　していません。


すでにミラージュ�VシリーズはE,R,5,S型を完成させ、今後は複座型と2000、クフィル、チーター
系にも取り組みます。


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