3.ギミック!

 ギミックといってもどこかが光るものや、プロペラが回るものまでいろいろな種類があります。 
要はディスプレイモデルに何らかの付加価値をつけたものですが、究極的にはラジコンになる
のだろうと思います。

 私もギミックものはいくつか手がけていますが、その発想は自分が欲しいものを作りたい。 
誰かがやったものはやりたくない。 同じことをやるにしても技術的に高度なものを目指したいのです。

 「M−CATS」を見ていると、ほとんどのギミック作品は電池を本体内蔵にしていますが私の場合、
電池交換のたびに本体をいじくることを良しとしないので電池を外部に出しています。 もっとも、
アクリルケースに入れる都合もあるのですが。

 私のF−14は見た目に派手ですが、そんなに難しいことではないです。 むしろひどく地味な
RAH−66はスケールとの葛藤でひどく苦労しました。 おまけに完成後にメカニカルなトラブルで
開腹手術をしたりで散々です。 いまではこのような初期トラブルは排除され安定していますが、
メンテナンスのことも考える必要があると痛感させられました。

 MiG−23やXB-70のようにゆっくりとした往復運動をするギミックは騒音にも配慮しないと気分が
台無しです。 ポイントは減速用のギヤボックスが最初からモーターに付属しているものを手に入れる
ことです。 例えばMiG−23の場合、オーディオ用のギヤモーター付きのボリュームを秋葉原で手に入れ、
改造して使っています。 またXB−70の場合は壊れたビデオカメラから取ったレンズ駆動用のギヤ
モーターです。 

 ギミックに使用するパーツを集める手段として壊れたカメラを分解するということを私はしていました。 
これはカメラ量販店(キタムラとか)で一個¥500くらいで売っているもので、ズーム付きのカメラで
あれば2個の小型モーターが手にはいります。 それだけではなく、小型の歯車、細いシャフト、
小さなネジも貴重です。 これらを日頃からストックしておけば、なんとかなるという自信に変わる
ことでしょう。 

 ギミック作品は一人でニンマリしてもよし、展示会に持ち込んでもよし。 みんなから「これ、どうやって
動かしているの?」と聞かれる見事なカラクリを披露しましょう。



              
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