1.なぜジェット機なのか?
 今から30年以上も前、当時高校生だった私は「地獄の黙示録」を封切り初回で観ました。 
そのとき劇中に登場するF−5Aに強烈なインパクトを受け、この道にはまってしまいました。 
 
 それまでも素組みの筆塗装でハセガワのF−15やYF−16をつくっていたのですが
これを最後に卒業しました。 F−5Aはハセガワから当時¥200くらいで発売されており、
素組みではとても鑑賞に堪えられないキットであることがわかり、初めてのパテ(タミヤ)
整形を施しました。 しかしこのパテは収縮が大きく、何度も盛りなおし、また乾燥も時間
がかかるのでとてもイライラした思い出があります。

 塗装は相変わらず筆塗りで、当然ムラがでるのですが、それよりもレベルカラー25番
ダークシーグレイがまったく違う色であることに失望しました。 いまでこそ特色がありま
すが当時は独自の調色レシピを作ったものです。 現在の目でみれば稚拙な作品ですが、当時
の情熱が伝わる思い出深い作品でした。

 自分のマイナー志向もこれで決定つけられ、あまり完成品を見ない機種や、駄作機と呼ばれ
るものを作ります。 とにかくこれが作りたいと思えば、フルスクラッチであっても作り上げ
てしまいます。 

 なぜ大戦機ではないのか?といわれれば、それは新機種が出ないからでしょう。



              
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