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エアフィックス 1/72 S-3A バイキング


パッケージは1988年当時のグンゼ産業版です。


ハセガワのキットと同じようなボリュームですが、爆弾倉があるのが最大の特徴です。


主翼には動翼や折り畳み部分の表現がありません。


魚雷がセットされているのが非常に珍しいです。


エアフィックスの1/72バイキングはハセガワと同じ1978年に発売されました。 しかしクオリティの格差は大きく、
モデラーのほとんどはハセガワのキットを選択したようで、エアフィックスのキットは1988年以降再販されていません。
当然レアキットになったため、このキットのレビューも製作記事も見当たらないのが現状です。 そこで今回紹介
させていただきます。

パーツの特徴をハセガワと比較すると以下のようになります。
・主翼は左右別で、胴体側面に差し込む方式。 ハセガワは左右一体成形。
・パネルは双方とも細い凸ラインだが、エアフィックスは動翼や主翼折り畳みラインの表現が無い。
・水平尾翼と垂直尾翼の動翼部分は別パーツで、可動式。 ハセガワはすべて固定。
・エアフィックスは胴体の爆弾倉を再現しており、魚雷も付属する。 ハセガワは爆弾倉の再現無し。
・エンジンポッドの出来は双方とも同じレベル。
・コクピットの再現度はエアフィックスの方が勝る。
・脚パーツはエッジがダルい成形。 ハセガワはシャープだが脚柱が細い印象。
・武装パーツは燃料タンク、魚雷、ハープーンASMがセットされているが、ハープーンはS-3Bでなければ搭載できない。
・デカールは3種類のマーキングだが、ハセガワに比べるとコーションマーク類が少ない。

可動部分が残るなど全体的に古い感覚のキットですが、ハセガワには無い特徴のあるキットです。 ただ、まじめに作ろう
とすると大変な苦労を強いられることでしょう。



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