サニー 1/72 F/A-18 ホーネット


パッケージは1979年のサニー版で、当時新品で購入したものです。
This kit was released in 1979 by Sunny.


主翼と水平尾翼にドッグトゥースがあり、LERXにスリットがあるのがFSDの特徴です。　主翼付け根に大きな段差が生じます。
This kit reappears the F-18FSD. It has dog-teeth at wings and stabilizers, also has slits at LERX.


脚収納庫内部の再現は何もありません。
There are no details inside the cabinets.


インテークの再現が実物とかけ離れており、最大の欠点です。
The biggest problem is bad shapes of Inlets.


キャノピーと機首のシルエットが良くないです。
No good shapes of Nose and Canopy.


この古い米レベルのキットは同じ金型の製品です。　サニーのキットの完成状態がわかります。
The old Revell's kit is as same as the Sunny's one.

サニーのF/A-18は1979年に発売された世界初の1/72スケールのF-18のキットです。　ランナーの刻印にあるとおり
アメリカのエンテックスの発注で日本で金型が製作されました。　しかし金型はサニーとエンテックスでスポット的に
生産された後に他社に流れ、米レベル、マスターキット、ミニクラフトといったブランドでも販売されました。

キットは一応FSDの特徴を押さえていますが全体に成形が甘く、ヒケと段差が多いです。　キャノピーや機首の
シルエットが良くなかったり、脚収納庫内が寂しいといった不満もありますが、最大の欠点はインテーク形状が悪い
ことです。　パネルラインは細い凸ラインですが、ほとんど省略されています。　アクセサリーはサイドワインダー2本、
スパロー2本、Mk.83爆弾４個、2連爆弾ラック2個、燃料タンク3本と充実しています。

当時としては最新鋭機のキットを最速で発売することに価値があったのでしょうが、今ではコレクターアイテムでしか
ありません。　しかし2013年までこの金型のキットが販売されており、正体不明のF-18のキットは要注意ですね。


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