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モノグラム 1/72 A-10 (スナップタイト)


パッケージは1993年当時のものです。


ランナーは3枚で、一体化で部品点数を減らしています。


爆弾はパイロンと一体成形で、コクピットも一体化されています。


パネルラインは凸ですが、細部の表現はモノグラムテイスト。


一体成形のため爆弾のフィンは斜めではありませんが、それを気にするような商品ではありません。


半分露出したタイヤ。 主脚ドアの表現が省略されていますが、質感たっぷりです。


味のある手描きの組み立て図。 このアナログ感がいいですね。



モノグラムの1/72のA-10のキットは1977年にすでに発売されていましたが、あまり出来の良いキットではなく、
かなり組み立て難いものでした。 それが1993年に新金型で、しかもスナップタイトで生まれ変わったのがこの
キットです。 前回のアパッチヘリコプターがあまりにも脆弱な出来だったので期待してなかったのですが、金型
設計の技術は確実に進歩しており、今回はグラグラするところもなくガッチリ組み立てることができました。
部品分割は常識的なところですが、パイロンと爆弾を一体化するなどして部品数を減らしています。 脚上げ
状態にして脚関係のパーツを省略しているのですが、半分露出したタイヤの表現に非常に感心してしまいます。
こういったところがモノグラムテイストですね。 また組み立て図も手描き感溢れるもので、アメコミのようです。
この当時のモノグラムのキットは部品状態だと最高の出来ですが、ペーパーをかけてスジボリで彫り直すと他の
ディティールも失われて素材の良さが台無しになるという問題があります。 ある意味、こうして素組みで完成させる
イージーキットは正解なのかもしれません。



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