Kawasaki T-4 1/72 ハセガワ 1993年01月26日完成
This is a Hasegawa's 1/72 Kawasaki T-4. The T-4 is JASDF's trainner developed in 80's.
The Hasegawa developed this kit so quickly. But it made bad kit. I made this one.
The biggest weak point was too fat nose. I reshaped this nose but not enough.
The T-4 is similar to Alphajet but its engine is Japanese F3-IHI-30.
In 1996, the Hasegawa sold new T-4 with new tool. Of course it has no problems.
古い作品ですが、ご参考までに。
川崎T-4はロッキードT-33と富士T-1A/B、さらに三菱T-2の後継機となる航空自衛隊
の練習機です。 試作機は1985年に初飛行し1988年から配備されました。 2003年までに試作機を
含め212機が納入され生産は終了しました。 機体は典型的な亜音速練習機で、肩翼配置であること
からアルファジェットに似た印象を与えます。
キットはハセガワで、試作機公開後に速攻で開発し発売されたものです。 しかし、これが機首
形状が似ていないことや、ハセガワらしからぬモールドの甘いパーツ群のせいで評判の悪い製品で
した。 ハセガワはさすがに反省したのか数年後に新金型で再リリースし、これが決定版となって
います。 自分がこれを製作した時点ではまだ新金型の話も予告されておらず、資料写真を見て
機首を修正することを強いられました。
前述のとおりこのキットの最大の難点は機首形状の修正です。 これはポリパテを盛り付けて
ヤスリで整形しましたが、経年変化で現在はポリパテが剥離しています。 パイロット人形は空自
仕様のレジン複製品です。 座席はキット付属のものをディティールアップしました。
主翼付け根のLERXが分厚いので整形しました。 インテーク内部はパテで滑らかに整形しています。
塗装は指示通りのクレオス308番の吹き付けで、スミ入れ後にデカールを貼り付け、ツヤ消しの
トップコートをして完成です。
苦労して修正したにもかかわらず、やはり機首の形状が似ていません。 根本的に機首幅が太い
のかもしれません。 新金型製品を入手して再度チャレンジしたいと思います。
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