Su-37 1/72 ベルクト 2004年06月03日完成
This is a 1/72nd scaled Su-37 model. The kit is Berkut(ex. Nakotone).
But this kit is not so good. I changed canopy, gears and tires to Italeri's
parts.
I remade the jet nozzles and vertical fins also engraved panel lines.
スホーイ37(Su-37)ターミネーターはそれまでのSu-27フランカー系列の中で機動性能
を追求したデモンストレーターで、当時開発中のSu-35から改造されました。 カナード
翼に加えて推力偏向ノズルをも装備して、「コブラ」「フック」「クルビット」といった
超機動を実演してみせたのですが、このSu-37機番711は2002年12月19日モスクワ
近郊のシャテゥラにて墜落、喪失されてしまいました。 もう1機のSu-37機番712はSu-35
に戻され、ルスキーイェ・ビジャーチ(アクロチーム)で活躍しているそうです。 Su-37
は量産化されませんでしたが、このカナード翼と推力偏向ノズルの技術はインド向けSu-30MKI
に採用されました。
キットは1/72スケールとしては唯一のウクライナ製ベルクトというメーカーのものですが、
以前ナコトネというブランドで販売されていたものと同一です。 出来のほうは組み立て
易いものの、細かいパーツは大雑把なもので、ノズルなどはディティールアップしています。
また、キャノピーの形状が悪いのでイタレリのキットから拝借しましたが、少々大きすぎる
ことが判明。 それでもオリジナルよりはマシとばかりに取り付けていますが、おかげで実機
よりもカッコよくなりました。 また、脚関係の部品もイタレリから拝借しています。
このキットはすべての舵面が別パーツになっていますので、スタビレータとフラップ、前縁
スラットをダウン状態にしてみました。 パネルラインはすべてスジボリに改めています。
塗装はMr.カラーの325,21,22の組み合わせですが、22(ダークアース)は
もう少し暗く調色したほうが良かったかもしれません。
デカールは付属のものを使用しており、印刷は良好ですが軟化剤が効かないフィルムで
あったため、ひさびさの蒸しタオル(電子レンジ使用)攻撃で押さえ込みました。 イン
テーク側面のルーバーパターンはやはりイタレリ製品からの拝借です。
非常に手間がかかったものの、完成すればウレシサ倍増です。 やはり素組みしなくて
よかったと思うのですが、客観的に言ってSu-37を作るのであればイタレリSu-27から改造
したほうが無難です。 プレゼントしてくれたアンドレイ氏に感謝を込めて。
Thank you Mr.Andrey. At last I made it ! See
you again.
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