F-CK-1A 1/? AFV CLUB 2015年09月16日完成


This is deformed ROC F-CK-1A model by the AFV Club. This kit is easy-build but use grue.

I reformed this on a large because I felt much discontent to the form.


I needed much time for the reform. But if you will feel no problems to the form, you will be able to finish quickly.

The pilot has no arms but he is very nice guy. Inside of the cockpit is very simple. I added the head rest and HUD.

Six colors of grey are splayed to this. The grue on decal film is weak. You must use decal grue optionally.


 前回のデフォルメランカスターに気を良くしてAFVクラブのF-CK-1A(経国:チンクオ)も一気に作ろうとした
のが今回の作品です。 AFVクラブは最近航空機分野にも進出している台湾の模型会社ですが、デフォルメシリ
ーズも展開しており、このチンクオとミラージュ2000が発売されました。 その後の展開が無いのが残念ですが、
レアなアイテムなので歓迎されました。 しかし、部品数も少ないし部品精度も高そうなのですぐに完成できる
だろうと考えたのが間違いでした。 ストレートに作るのは簡単ですが、問題は実機の特徴を反映していない
(つまり似ていない)ことです。 原型師の感性の問題かもしれませんが、やっつけ感が漂う造形で私は我慢が
できませんでした。 そこで出来る範囲で大規模に修正することにしました。 それで予想以上に時間がかかっ
てしまいました。




 以下に今回の修正ポイントを記載します。 上の画像が修正前の状態です。
A:LERXはF-16と同様に胴体に溶け込むように処理されているのが正しい。
B:LERXの下も同様に胴体に溶け込むように処理され、インテークリップに沿うような形で後方に伸びるのが正しい。
C:機首下で妙な「くびれ」ができているのでエポキシパテで埋める。
D:この部分はF-16と同様になだらかに処理されるのが正しい。
E:エンジンナセル上部は過剰に膨らまされており見苦しい。
F:垂直尾翼は先端の幅が大きすぎるのでイメージが悪い。 

 以上の修正ポイントを踏まえて改造した状態が以下の画像です。大量のエポキシパテで外形を修正しました。
エンジンナセル上面は穴が開くことがわかっていたので、先に内側をパテで補強してから削りました。
垂直尾翼は前縁を削り、先端をプラ板で延長してから整形しました。 パイロットフィギュアは腕がありませんが
良い出来なので丁寧に塗装してそのまま使いました。 コクピット内はあっさりしすぎているので座席とHUD
を追加しています。 計器盤は何もありませんが完成後は見えません。



 ファニーファントムと同様にデスクトップモデルにするため、脚収納庫もパテ埋めしました。 スタンドも
同じものを使いました。 兵装は翼端の近距離AAMと胴体下の中距離AAMのみで、出来は悪くありません。
インテーク横のポジションライトは自作して追加しました。

 塗装はプロスプレーMk.4による吹きつけで、ボカシはしていません。 問題は塗料で、キットの塗装図に色
指定はありますがこれは推測であり、他のキット(台湾のレジンキット)の色指定とは異なります。 そもそも
何色使っているのかも曖昧です。 この作品ではレジンキットの方の色指定に従って塗装しています。

 デカールは必要充分な内容ですが、糊が弱いので別売のデカール糊と軟化剤を使って貼りました。 また
テープライトや小さな排気口は自分でデカールを貼り付けています。 軽くスミ入れはしていますが、トップ
コートはしていません。

 デフォルメキットを過剰なこだわりで作ってしまったわけですが、おかげでチンクオらしい外形になりました。
今度はデフォルメではないレジンキットのチンクオをやっつけてしまいたいですね。


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