Jaguar E  1/72 ハセガワ 2005年05月06日完成


This is the 1/72nd scaled HASEGAWA's Jaguar E model.

This wing is resin parts by myself. The pylons were imported from ITARELI's kit.

The ejection seats and two pilots are resin copied parts by myself.


 ジャギュアEはフランス空軍で使用されている複座練習機タイプの機体です。 ちなみに英空軍
でもこの機体を使用していたのですが細部が異なり、名称もジャギュアT Mk.2と呼ばれています。
今回はオリジナルの主翼レジンパーツを使用し、英空軍機仕様との違いに注意して製作すること
にしました。
 外形的な相違点として以下の点に注目しました。
・射出座席はマーチンベイカーMk.4SDA
 これは原型を自作しゴム型を作り、レジンでコピーしました。
・パイロットのヘルメットが英空軍仕様と異なる。
 これも原型を自作しゴム型を作り、レジンでコピーしました。
・パイロン形状が異なる。
 内側パイロンはイタレリのA型から拝借し、外側はプラ板からの自作です。
・兵装について
 フランス仕様のタンクがもう一つ必要になりましたが、同社のミラージュF.1Cに同じタンクが
 付属していたので拝借しました。 外側パイロンにはECMポッド類を付けたかったのですが、資料
 を見る限りこのステーションを使用することはあまりないようなのでブランクにしました。 
 ちなみにハセガワのキットに付属しているロケット弾ポッドはフランスでは使用しないようです。
・機関砲口の形状が異なる。
 この部分は最も難易度の高い改造ですが、ウンチクのあるポイントなので改造を実行しました。
 細いビニールのチューブを差し込んで、その上からゼリ瞬を盛り付け、硬化後にチューブを引き
 抜き成形しました。


This is the method of reshape gun-ports. I used vinyl tube and jelly-quick-glue.

・機関砲の違いにともない、胴体下面のディティールが異なる。
 当初、GR.1と同様のディティールアップをしたのですが、実はキットの状態がフランス空軍機
 仕様を再現していることがわかり、元に復元しました。 よって、無改造が正しいです。

だいたい上記の点に注意すれば正しいジャギュアEらしくなります。
 塗装は下面が銀、上面がクレオス13番と330番の組み合わせです。 グレイはGR.1よりも
明るいようなので13番でも良いと思い、使用しました。 迷彩塗装は浮かしマスキングにエア
ブラシを使用して吹き付けました。

 付属のデカールはとても薄く、ピンセットで摘み上げられないほどでした。 しかも良く透け、
マークソフターにも強くないという厄介なものでした。 ただし、国籍マークは二重貼りして再現
する工夫のおかげで、この部分のみの発色は良かったです。 今年は酉年なのでニワトリのマーキ
ングにしたのですが、発色が悪いのが不満です。

 完成すると我が国のT−2に似てるという印象は拭えません。 ただ、フランスの軍用機ファン
の間ではこのジャギュアは不人気らしく、インターネットで画像資料を探すのに苦労します。
 来年はフランス空軍のジャギュアAを完成させ、このジャギュアシリーズをコンプリートさせ
たいと思います。

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