JA-37 1/72 エレール 2009年07月03日完成


This work is a Heller 1/72nd Jagt Viggen. I build it with many reconstruction.

The fuselage was stretched 1.4mm. I inserted plug at the back of canard wing.

The outlet tube both side on fuselage was made from brass tube. The pilot is rejin parts by myself.

The thrust reverser and around it were reconstructed. I added brass wires to main gear as detail-up.

The gun pod was terrible. I rebuilt it perfectly. The missiles are AIM-9J and Skyflash.

JA-37はビゲンシリーズの迎撃機モデルで、エンジンやレーダーを強化しています。 外見的な
違いは垂直尾翼の大型化、胴体の延長(約10cm)、胴体下に固定ガンパックを追加したことなどが
挙げられます。 キットはエレール社の製品で1/72スケールとしては唯一なのですが、従来の
AJ-37のキット(AJ/SF/SK-37のコンパチキット)にガンパックを追加したものです。 当然胴体の
延長はされていません。 プラ材はエレール特有の柔らかいもので、瞬間接着剤との硬度差が
大きいことが作業上のネックになります。 また、ゆがみやすいことにも注意が必要です。
 製作はまず胴体の延長から開始し、主翼直前で胴体を分断し1.4ミリ厚のプラ板をサンドして
います。 キットにはスラストリバーサーのパーツが入っているので、これをディティールアッ
プして使いました。 コクピットは座席をフルスクラッチし、パイロットは自前のレジン複製品
です。 計器盤のバイザーが短いこともこのキットの欠点で、写真を参考にして延長しました。
キットのインテークは単純化しすぎているで、これもディティールアップしています。 追加の
ガンパックも酷い出来なので画像を参考にディティールアップしました。 胴体側面の円柱形の
排気口はディティールアップのポイントなので、真鍮パイプで作り直しました。 パネルライン
はすべてスジボリに直しています。 脚柱も真鍮線などでディティールアップしています。
これらのディティールアップ作業では、コージー仲本様より提供された画像資料集が大変役に立っ
ており、ほんと感謝しています。

 キットの武装はAIM-9Lが4本とガンパック、センターパイロン用燃料タンクが付属しています。
ミサイルは手持ちの資料本を見る限りまだAIM-9Jが現役だったので、ハセガワのF-16付属のもの
と交換し、主翼内側パイロンには新たにスカイフラッシュを搭載することにしました。 スカイ
フラッシュはAIM-7スパローとほぼ同じサイズ、形状なのでこれを転用しても良いかと思います。
ただし、専用のランチャーレールを自作する必要があります。 これらミサイルはツヤ有り緑で
塗装しました。 胴体下のパイロンはJA-37で追加されたものですが、取り付け位置がハッキリ
しません。 これがズレると曲がって取り付けられることになりますので苦労させられます。
燃料タンクはフィンの改造の必要があり、しかも取り付けるとガンパックが見えなくなるので
使用しませんでした。

 塗装は二色の制空迷彩で、明るいグレーはFS36375(Mr.カラー308)に30%程度の白を加えた
もの。 濃いグレーはFS36270(Mr.カラー306)を使用しています。 ボカシが必要な部分のみ
エアブラシと浮かしマスキングて対応していますが、ほかのベタ吹きはプロスプレーを使用
しました。

 デカールはフィルム、糊、発色ともに良好ですが、自分のものは版ズレがあったのが残念です。

 豊富な画像資料を活用してディティールアップを施したのですが、手間も時間もかかり過ぎた
感じがします。 途中で息切れしそうになりましたが、完成した姿は格別ですね。 製作記事は
すべてこちらからダウンロードできますので、製作の際のご参考にしてください。

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