Fiat G.91PAN 1/100 タミヤ 2004年12月26日完成
This is a old TAMIYA's 1/100 Fiat G.91PAN model. But this kit was terrible
and not similar.
Then I reformed it near correctly and finished to be a flight position
model.
The original decal was usable with no problems. The surface was splayed
with clear laquar and polished.
タミヤの1/100ミニジェットシリーズはもう30年以上前にリリースされた製品で、結構マニア
ックなラインナップと、当時としては画期的なスジボリがウリでした。しかし、現在のレベルから
見れば相当に見劣りする製品も少なくありません。 このG.91もその一つで、素組みだとまったく
実機に似ていない問題児でした。だからといってコレクターズアイテムにしておくのはもったい
ないのでこれを着工し、あるべき容姿に改造するのが今回のテーマでした。
まず、1/100スケールの三面図を用意し、改造ポイントをまとめてから着手しました。 胴体を
大きく削る必要があったので内部にレジンを流し込み、ムクにしています。 そのためコクピット
もソリッドにしました。そのあとは図面に従い、気の済むまでパテを盛ったりヤスリで削ったり
していました。 主翼後退角と、翼弦長も違っていたので胴体から切り離して修正しました。
スジボリは動翼のみの最小限です。
塗装は発色を重視し、機体下面の緑は白下地にクリヤーグリーンを吹き付けています。 上面の
ブルーは明るくなりすぎないようにグレー下地にMr.カラー5番を吹き付けています。 デカールは
長い年月が経過しているにも関わらず状態が良く、発色も良好でした。 トップコートはスーパー
クリヤーを4回吹き付けた後に研ぎ出し、最後にもう一度スーパークリヤーを吹き付けて仕上げて
います。
最初からデスクトップモデルにするつもりでいたので、アクリルでスタンドを並行して作って
おきました。 全体をツヤ消し黒で仕上げて、カッティング文字を貼り付けて完成です。
全長104ミリの小さな作品ですが、センスの良いカラーリングがキリリと光る作品になりました。
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