F/A-18C  1/72 アカデミー F/A-18C 2008年02月16日完成


I built brand-new and sensational kit. It is the ACADEMY's 1/72 F/A-18C.

The total impression of this kit is "Excellent". But these flaps downed wings are my original resin parts.

The accuracy of parts is nearly perfect. You must be feel very easy to assemble.

The section of canopy have Ω-shape.

The quality of decal is very good. And there are enough deal of caution data on sheet.

The details of small parts are very good.


 最近のF/A-18E,Fスーパーホーネットに対し、旧型のF/A-18A,B,C,Dはレガシーホーネットと
呼ばれており、1/72では最近までハセガワ製品がベストと言われていました。 しかしこの
キットは発売されてから20年以上も経過しており、さすがに現在のレベルから見れば辛い出来
でした。 そんな中で2007年末に韓国アカデミー社から新金型でこのF/A-18Cが発売され、
それをある方のおかげで入手できたので、急遽着工することにしました。

 胴体はあらゆる面のディティールを再現するために複雑に分割されており、金型の精度が良く
てもスキマや段差といった問題は少々発生します。 それでも従来のキットに比べれば遥かに
快適です。 ここで、このキットがヒット商品となることを確信したのでフラップダウンのレジン
パーツ「レガホの主翼」を開発することにしました。 このパーツを胴体に取り付け、消えた
パネルラインを修正すれば胴体は完成したも同然です。 コクピットにはオリジナルのレジン製
パイロットを乗せました。 計器盤は彫刻ですが、デカールも用意されています。 射出座席も
充分な出来で、キャノピーはスライド金型でΩ形状断面を再現しています。
 各翼断面は前縁、後縁ともに充分シャープに成形されており、修正する必要はありません。
 ミサイル類はフィンが別パーツになっており、非常に良い出来です。 金型精度が高いため、
型ズレやバリなどもほとんどありません。 小さな部品の紛失に気を着けてさえいればストレス
なく組み立てられます。 脚柱は標準的な出来ですが、非常に小さな注意書きのデカールが用意
されており、実感を高めています。

 塗装は標準的な迷彩塗装ですがこの機体の場合、ボカシが必要なのは機首と胴体後部の一部だけ
なので最初にプロスプレーで塗装し、ボカシ部分だけをエアブラシで仕上げました。

 マーキングは派手なVMFA-212の仕様(パッケージイラストと同じ)を選択し、キット付属のデカ
ールを使用しました。 同社のデカールはあまり評判が良くなかったし、別売デカールもたくさん
あるのでこちらを使用することも考えたのですが、事前に試し貼りしたところ良好なものであること
がわかったのでキット付属のデカールを使用することにしました。 実際、このデカールは白が
透けない、版ズレが無い、ニス余白が小さい、台紙の吸水性が良いのですぐに貼れる、軟化剤が
効くなどの特徴があり、非常に良好なものです。 ただ糊がやや弱いことと、白インクの上に別の
インクを重ねた部分は厚くなり軟化剤が効きにくいこと、デカールがツヤ有りであることが難点
です。
 デカールはコーションデータ類がテンコ盛りに用意されています。 それらを全部貼ること
自体は苦ではないのですが、実機の画像を見るとほとんどが消えており、必ずしも全部を使用する
必要はありません。

 エナメルのツヤ消し黒でウォッシング/スミ入れをして、乾燥後ツヤ消しトップコートをします。
最後に細かいパーツ類を組み付ければ完成します。 「ホーネットの主脚柱は位置決めが難しい。」
というイメージがあるのですが、このキットの場合はパチッと気持ち良く決まります。

 前作のフラゴンがアレだっただけに、この組み易さは感動ものでした。 実際1ヶ月で完成し、
自分としては早いほうです。 なんか逆に手応えが無いという贅沢な印象のキットでした。


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