F-18F  1/72 ハセガワ 2006年8月6日完成


This is a Hasegawa 1/72 F-18F model. It's a very nice kit

These wings are my original resin parts. Inside pattern of jet nozzle is printed paper label.

AGM-84E, AGM-88C and AN/ALQ-184 are imported from HASEGAWA Aircraft-Weapons-Set.

The decal is very gorgeous and has a nice quality.


 F-18E/Fはアメリカ海軍のF-14、A-6、F-18の後継機として配備が進められている
多用途戦闘機です。 このF型は単なるE型の複座練習機ではなく、SCARという地上に対する武装
偵察を遂行できる点がE型と異なります。 今後F-35Cの配備が進むまでこのF-18E/Fが海軍機
の主役となる時代が続きます。

 キットはハセガワの1/72で、評判通りの優秀なキットでした。 ただ、それだけではおもしろ
くないので今回フラップダウン状態の主翼を再現することを最大のテーマにして製作を進めました。
問題の主翼はキットのパーツを一度バラバラにして、整形後再度組み立て、シリコンゴムで型取り、
レジンで複製したものを使用しています。
早期に胴体を組み立てたかったので、コクピット内部は素組みです。 胴体の分割は非常に複雑
ですが合わせは良好です。 ただし機首部分の繊細な彫刻を消さないように継ぎ目を仕上げるのが
大変でした。 スジボリは繊細なので、パーティングラインの処理段階で消えてしまった部分は
掘りなおしました。




 キットの主脚柱は型割りの都合上、関節部分の表現ができていません。 しかしこの部分は正面
から目立つので彫刻して再現しました。(A部分)  インテーク内部にはベージュ色の塗り分け
があるのですが、これを塗装で再現するのは困難なのでデカールで再現しました。 透明デカール
をベージュに塗装し、6mm幅でカットして貼り付けています。(B部分)  実機のノズル内部
は独特のパターンが存在し、これも塗装で再現するのは困難なのでラベル用紙にパターンを印刷し、
小さく切って内側に貼り付けて表現しました。(C部分) 脚扉のエッジは赤で塗装するのですが、
これを筆塗りするのは面倒なので今回は赤のマジックペンを使いました。 これは超簡単です。
 機体の塗装は組み立て図の指示とおりですが、細部に関しては実機と異なる部分もあるので注意
が必要です。 キットのデカールは軟化剤に弱いので使用しない方が良いです。ツヤ消し塗装面に
デカールを貼るとシルバリングが発生しやすいので、貼り付けた直後にマイクロスーパーフィルム
(リキッドデカール)を塗ってコーティングすれば防止できます。 塗った部分はツヤが違ってし
まうのですが、最後にトップコートで仕上げれば問題は解消されます。 今回のマーキングはVFA-2
のCAG機で、一番派手な機体かもしれません。

 武装に関しては縦侵攻武装形態として、AN/ALQ-184,AGM-84E,AGM-88C,AIM-120,AIM-9X,480gal
タンクという組み合わせです。 AN/ALQ-184,AGM-84E,AGM-88Cはハセガワのエアクラフトウェポン
セットからのチョイスです。

 久々の海軍機でもあり、国産の良質キット、最新鋭の機体ということで楽しい製作でした。
素組みでも充分に見栄えのするキットですが、自分なりのプラスアルファを盛り込むには格好の
キットですので皆さんも是非チャレンジしてみてください。

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