C450 Coreoptele 1/48 エレール 1997年2月25日完成
This is a C450 Coreoptele VTOL demonstrater by Dassault. The kit is old Heller's one.
It was very hard work to assemble the barrel wing. Also its canopy was terrible. I reshaped it with putty.
世界の珍機とか駄作機などという企画のレギュラーメンバーのコレオプテールです。 実機は
1950年代後半にフランスのエンジンメーカーSNECMA社が試作したもので、ただでさえ冒険的である
テイルシッター機に更に未知の技術である環状翼を組み合わせています。 当時は暗中模索の時代
とはいえ、これはやりすぎです。 案の状7回目のテスト飛行で墜落し、機体は大破。 プロジェ
クトもそのまま放棄されました。
キットはツクダオリジナル版エレールで、パーツは完成状態が想像できないほどバラバラに分割
されています。 これを組み上げてこの環状翼(タル)にするのですが、大量のパテを使用しました。
特に、内側の仕上げには忍耐を要しました。 キットのキャノピーはどうにもならないシロモノ
なので、アッサリとあきらめソリッドにしています。 珍機の割には鮮明な写真がたくさんあった
ので、パネルラインは結構正確だと思います。
実機は無塗装、ノーマーキングで7回の試験飛行をしていたようで、キットの指定マーキングは
架空のものだと思います。 しかし、それではあまりにも寂しいので指定どおりのマーキングに
仕上げました。
完成品を目の前にすると、やはりキワモノという以外に表現のしようがありません。