F-16B 1/72 mpc 1990年07月10日完成


This is a MPC's(ex.Airfix) 1/72 F-16B model. This kit is not popular in 1/72nd scaled F-16 kits.

Its parts are molded dully also panel lines are raised. Also the jet nozzle, gears and ejection seats are no good.

My ambition of this model was painting Europian One Scheam. I used the decal in ESCI's kit.

But this decal was terrible too. It was impossible to apply well.

A few nice point of this kit is AGM-65 missiles and its launchers are included in this kit.



 古い作品ですがご参考までに。
 1979年にアメリカ空軍で最初にF-16を受領した388TFWでは正式な塗装とは別にヨーロピアン1迷彩塗装を試験的に
施し、評価していました。 当時のアメリカはヨーロッパでの米・ソ開戦を想定しており、空軍戦術機ではヨーロ
ピアン1迷彩がトレンドになっていた背景があります。 しかしF-16へのヨーロピアン1迷彩は見送られました。
ところが1980年代末にA-10の早期引退が決定されたとき、近接航空支援(CAS)を主任務にするF-16部隊がネリス
空軍基地に作られました。 そこでまたヨーロピアン1迷彩のF-16が復活したのです。 ところが湾岸戦争での
A-10の活躍が再評価され、A-10の継続運用が決まるとこの部隊は解散となり、またもやヨーロピアン1迷彩のF-16は
幻となったのです。

 この作品を作った当時は各メーカーのF-16を作り比べていたころで、正式なグレイ迷彩に飽きていました。
そこでキットはmpc(エアフィックスのOEM)ですが、エッシーのF-16Bに付属していたヨーロピアン1迷彩塗装の
デカールを使用することにしました。 キットは1982年にエアフィックスから発売されたもので、翌年にはエッシー
の傑作キット(といっても全長が10mm程度短い)も発売されたために地味な存在でした。 エッジは丸く、ヒケ
も点在し、パネルラインは凸なのでかなり見劣りのするキットです。 唯一のウリはAGM-65マベリックミサイルと
ECMポッドが付属することぐらいです。 座席とパイロットは自前のレジンパーツを使い、内側パイロンには他の
キットのレーザー誘導爆弾を取り付けています。 排気ノズルは仕方なく付属のパーツを使用していますが、
できればエッシーのパーツを使用したいところです。
 例によってエッシーのデカールはシルバリングが発生しやすい難儀なものですが、この作品ではシルバリングが
発生する前にリキッドデカールでコーティングするテクニックでうまく仕上げています。 塗料は当時発売された
ばかりのグンゼの特色を使っていますが、グレイは明るく調合しています。 吹きつけはプロスプレイと浮かし
マスキングです。 最後にツヤ消しでオーバーコートしています。

 ダメキットは塗装でごまかすというのは正解ですね。 この作品もヨーロピアン1迷彩でなければ再び日の目を
見ることは無かったでしょう。 最近CARACAL Modelsから「CAS Vipers」というタイトルのデカールが発売された
ので真面目にヨーロピアン1迷彩のF-16を作る方は、購入してみると良いでしょう。

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