AH-1J  1/72 フジミ 2005年12月10日完成


This is the 1/72nd scaled FUJIMI's AH-1J.

The tail-skid and antenna were changed to brass wire.

I reshaped the upper intakes and nose-cone and more. The inner pylons and rocket pods are
inported from ITARELI's kit. Two pilots are original resin figures.



 ベトナム戦争が激化していく中でアメリカ陸軍は本格的な戦闘ヘリコプターであるAH−1G
ヒュイコブラを実戦に投入しました。 この活躍を目にした海兵隊は同じAH−1Gを38機
購入しましたが、独自に改良した機体を導入することを決定し、これがAH−1Jシーコブラと
なりました。 主な相違点はエンジンを双発にして信頼性を向上させたほか、機首ターレットを
3砲身20mm機関砲に換装したこと、内側パイロンに500ポンド級の爆弾を吊下できるように
したことです。 従来の内側パイロンではスキッドに爆弾が接触するため、外側に屈折した特殊
なパイロンを採用することになりました。(画像のE部分) フジミのキットにはこのパイロンが
付属していなかったので、これらはロケット弾ポッドと共にイタレリのキットから流用しています。

 キットは約20年前に発売されたもので、厳密にチェックするとかなり実機と異なる部分があり
ます。 それらを下記にまとめました。
A:インテーク上のラインが下がりすぎているためポリパテで修正しました。
B:ノーズコーンは角張りすぎているし、キャノピーとのラインも一致しないので削っています。
C:機関砲のカバーの形状をさらに修正しました。
D:パイロットはオリジナルのレジンフィギュアを使用しました。
E:独特な形状のパイロンとロケット弾ポッドはイタレリAH−1Wからの流用です。
 そのほかにキャノピーを研磨し直したり、スジボリになおしたり、アンテナ類を真鍮線に交換
したりといったことはやっています。 キットも同社のAH−1Sとコンパチであり、一部混同
している部分があるので要注意です。

 塗装はクレオスの340番(FS34097)一色の吹きつけです。 デカールの質は良好なので強い軟化剤
は使用しない方が良いです。

 完成してみると結構手間のかかるキットでしたが、ボリュームのあるエンジンパックがなかなか
イカス機体です。 余談ですがマッチボックスのAH−1Jはフジミのキットの劣化コピーです。
部品取りにも使えないのですがイラン陸軍機のデカールなのがポイントです。

                         GALLERYに戻る

inserted by FC2 system