AH-1F  1/72 ハセガワ 2009年08月20日完成


This is the 1/72nd scaled HASEGAWA's AH-1F. The total impression of this kit is "Excellent".

This kit has no problems. I build this straightly and no detail-up. But looks very good after finish.

Two good pilot figures are included this kit. The side face of canopy are not flat. It is true.

The fitness between fuselage and canopy is perfect. Another kit of cobra has problem on this point.

I hope that the Hasegawa will develop kit of new AH-1W or Z.
 コブラシリーズ5機目は陸軍の
AH-1Fです。 この機体は従来
AH-1S StepVと呼ばれていたモデ
ルですが、現在は改称されてAH-1F
となりました。
 このモデルは火器管制システム
と航法システム、通信システムを
近代化しており、陸上自衛隊が導入
したコブラもこのモデルです。
外見的な相違点は以下のとおりです。
・右舷キャノピーにエアデータ収集
 プローブを追加。
・排気口が赤外線サプレッサー付
 きの円筒形のものに交換。
・メインローター後方に赤外線ジャ
 マーを追加。
・胴体上下にワイヤーカッターを
 追加
・etc

 陸軍のコブラはRAH-66コマンチが
キャンセルされた影響もあり、まだ
当分の間はAH-64と共に実戦に留まる
ことが予想されます。

 キットは1997年にハセガワから発売されたもので、敢えて他のバージョンに展開しない前提で開発
されました。 そのため部品分割がシンプルで作り易い長所がある反面、他のバージョンに展開でき
なかったのが本当に残念に思えます。
最新の資料を参考にしているため外形は正確で、細部に関してもツボを押さえた再現と適度なデフォ
ルメが徹底しており、不安で資料本をチェックするような必要性は一切感じません。 キャノピーに
関しても、平面に見えて実はゆるい曲面であることを再現しています。 しかも胴体とのフィットも
ピッタリでした。 これが今までの他社のキットとの大きな差です。 ヘリコプターのキットは繊細な
パーツが多いのが特徴ですが、型ズレがあるとパーティングラインを消すのに多大な労力を消費します。
その点もこのキットはそういったストレスをあまり感じません。 まさに優秀なキットです。
実際この作品は素組みであり、一切のディティールアップをしていません。 塗装もOD単色ベタ吹き
なので簡単そのもです。 デカールは下地が透けない良好なものですがフィルムが軟化剤に対して弱く、
モデラーズのデカールフィットをそのまま使用すると失敗します。 使用する分を水で希釈して調子を
確認してから使用しましょう。 なお、デカールをツヤ消し面に貼り付けるとシルバリングが発生する
ので、これを防止するために別売のデカール糊と軟化剤が必要になります。 最後にツヤ消しでトップ
コートすることを考慮すればOD色をツヤ有りで吹き付けるのも手段の一つです。

 今回珍しく素組みで作ったわけですが、まったく不安もなくサクサクと作ることができました。
しかも完成状態はそれなりに充分な出来で、やる気になれば週末で完成できる優秀なキットです。
その辺はハセガワというブランドの実力でしょうか? 


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