AH-1E  1/72 フジミ 2006年 12月23日完成


This is the 1/72nd scaled FUJIMI's AH-1E. This marking is the first COBRA of JGSDF.

The tail-skid was replaced to brass wire. And I added details to main-skids.

Two pilots are my original resin parts. And two seats are imported from Italeri's kit.


 コブラシリーズ3機目は本格的な対戦車攻撃ヘリとなったAH-1Eです。 当時はAH-1Sトゥコブラ
などと呼ばれていましたが、StepT、U、Vと段階的に改良した機体を区別して呼ぶためにStepU
をAH-1E,StepVをAH-1Fと改称しました。 作品は陸上自衛隊が昭和54年6月に先行評価用に導入
したAH-1Eの一号機で、後に調達されるAH-1Fとは外見上排気ノズル付近が大きく異なります。

 キットはこのAH-1Eが導入された当時にフジミから発売されたもので、現在はアップグレードパー
ツが追加されAH-1Fとのコンパチブルキットになっています。 とはいえ、基本的には25年以上前
に開発されたキットなので、ハセガワのキットと比較するのはキツイかもしれません。
 製作にあたってはパネルラインをスジボリに改め、出来の悪い小パーツ類をディティールアップ
しました。 パイロット人形は自作のレジン複製品で、座席はイタレリからの流用です。 この
キット最大の難点はキャノピーで、金型の研磨が不十分で細かいキズが透明度を悪くしています。
これはモーターツールとコンパウンドで徹底的に研ぎ出しました。 しかし、胴体とのフィットも
悪いことが判明し、胴体側にリブを追加して強引に接着しました。 なるべく胴体とツライチに
仕上がるように固定するのがポイントです。

 塗装は指定通り、Mr.カラー309番(FS34079)の単色吹き付けで、ドンピシャな色調だと思います。
塗装後キャノピーのマスキングを剥がしたら前席左右の窓に細かい亀裂が発生していました。
合わない部品を押し広げて無理やり接着した影響のようです。 幸いにも目立つものではないので
無視して完成させました。

 古いキットゆえ落とし穴が点在しますが、手を加えれば密度感いっぱいの迫力ある作品に仕上
がります。 いままで無視していたスキッドもディティールアップしてみると、ずいぶん印象が
良くなることがわかりました。 このシリーズ次回は海兵隊のAH-1Tです。


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