A-37B   1/72 アカデミー 2017年03月10日完成


I made this 1/72 A-37B. The kit is Academy. And its marking is recent Colombian AF.

This kit is very nice. It has fine details and accuracy, nice external tanks and weapons.

The original refueling probe was bad looking. I remade and replaced it. The paints of scheme are FS35164 and FS26440.

I used AZTEC decal for this model. This decal has enough deal of stencils. But its instruction sheet doesn't show their position.

It was big problem but my Brazilian friend sent some nice photos. I could clear the problems.


 A-37ドラゴンフライはアメリカ空軍のT-37練習機から発展した軽攻撃機で、ベトナム戦争で活躍しました。
その後1993年までアメリカ空軍に在籍していましたが、80年代から余剰になった機体は中南米諸国に売却され
ました。 コロンビア空軍では26機を購入しましたが現在の稼働数ははっきりしません。

 キットは1999年に韓国のアカデミー社から発売されたもので、「某社のスジボリ改良版では?」という疑念
を確かめる目的で着工しました。 結論から先に言えばハセガワを意識したオリジナル製品だと思います。
表面のディティールは細かく再現され、素晴らしい出来の武装パーツや燃料タンクが豊富に付属するので、
満足感は高いのですが、部品分割はハセガワとまったく同じだし、脚柱はコピーか?と思わせるほど同じです。
まぁ、そんな予備知識がなければ十分に満足できるキットです。

 組み立ては常識的にコクピットから始めますが、計器盤は彫刻で再現されており座席も良い出来です。 キャ
ノピー内側の枠が精密に再現されているのは驚きです。 今回も自家製レジンパイロットフィギュアを乗せてい
ます。 胴体を貼り合わせる前に機首おもりを入れておくことを忘れずに。 主翼はハセガワと同様にエンジン
ナセルと一体ですが、パイロン取付け穴がメクラになっており、主翼を貼り合わせる前に裏側から開口すること
になります。 これを忘れるとあとで非常に面倒なことになりますので要注意です。 部品同士の接合精度も
良好で、表面の繊細なスジボリを消すことなく接着ラインや微妙な段差を消すことがポイントになります。
機首の給油プローブは数少ない欠点の一つで、パイプが細すぎるし、短いし、また形状も悪いので完全に作り
直しました。 パイプは直径1.3mmの真鍮パイプを使い、給油口はフジミのA-4スカイホークのものを流用しました。
アクセサリーは燃料タンク6本にMk.82低抵抗爆弾4個、LAU-3ロケット弾ポッド4個、SUU-14Aディスペンサー2個
という豊富な内容で、しかも出来が良いです。 特にMk.82低抵抗爆弾はアーミングワイヤーまで再現されている
凝りようです。

 塗装は最近のコロンビア空軍機のツートーンカラーで、下面はFS26440(Mr.カラー325番)、上面はFS35164
(ガイアカラー062番)を吹き付けました。 塗り分けはボカシではなくマスキングで波状にしています。

 デカールはアズテック社のスペマーで、デカールの品質は良好でステンシル類も充実しているのですが、
説明不足でそれらをどこに貼るのかわかりません。 この問題はブラジルの友人の助けで詳細な画像を送って
もらい解決したのですが不満は残ります。

 仕上げにツヤ消しでトップコートして、脚パーツ、パイロン、武装パーツ、アンテナ類を取り付ければ完成です。

 A-37は軽攻撃機(又はCOIN機)というちょっとマイナーなジャンルの機体ですが、個性的でかわいらしい印象
でした。 同様の軽攻撃機のOV-10もすでに同社から発売されているのでこちらも作ってみたいですね。 できれば
1/72 OV-1モホークも新金型で開発して欲しいです。


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