型取り編 5.テストショット
型ができあがったところで早速テストしてみます。
まずは離型剤スプレーを軽く両側の型に吹き付けます。
長期間使用していなかった型を使うときは多めに吹き付け
ましょう。
両方の型を合わせ、離れないようにテープを巻き付けます。
使用法に従いレジンを混合し、注入口に静かに注ぎこみます。
この時点でレジンが思うように中に入っていかない場合は型に
振動を与えてみましょう。 それでもダメなときは堰が細すぎ
るか、空気抜きのミゾが機能していない可能性があります。
注入口に気泡が上がってくるのは空気抜きが不足していると
断定できます。
とりあえず注入を続けて、レジンを硬化させてみましょう。
型を分離し、複製品をチェックします。
注入が途中で止まっていたら堰をさらに大きく切り込みます。
そのほか、気泡が抜けずにレジンが回っていないところがあれ
ば、そこに空気抜きのミゾを追加しましょう。 そして再度テス
トを繰り返し、改良していきます。
左の写真の場合、堰の周辺で気泡が抜けなかったので、堰を
拡大することで解決しました。
このような手順でシリコンゴム型を作っていきます。
けっこう面倒なことかもしれませんが、是非チャレンジしてみて
ください。